クラウド上のレシピを参照する電子レンジ、外出先から電源をオン/オフできるエアコンなど、インターネット接続機能を備えた家電が増えています。ビデオレコーダーやテレビといったAV機器もネット接続が当たり前、自宅のルータ/Wi-Fiアクセスポイントに接続し、「IPアドレス」を割り当てたうえで使うものという認識が定着しました。そのIPアドレスは、ルータに搭載されたDHCPサーバから “借り受ける” 形で割り当てられることが一般的。最初にルータのIPアドレスを入力すれば、あとは自動的にDHCPサーバと通信しIPアドレスが割り当てられるしくみです。
家電のローカルIPアドレス、どうやって調べる?しかし、スマートフォンからファイルを送信するときなど、家電のIPアドレスが必要になることも。設定画面を見ればわかりますが、一度設定してしまえば滅多に変更することのない項目ですから、情報にたどり着くまでがひと苦労。洗練されたUIを持つスマートフォンでサクッと調べるに越したことはありません。同一ネットワークのIPアドレスを調査する機能を備えたアプリはいくつかありますが、手軽さでいえば「Fing」がおすすめ。ホーム画面の「デバイスをスキャン」ボタンをタップするだけで、同じネットワーク(同一のWi-Fiアクセスポイント)に接続している機器の名称とIPアドレスのリストが表示されます。「Fing」アプリ画面の例ホスト名が設定されていない機器は名称が表示されないものの、どの機器かの見当はつくはず。家電のIPアドレス特定に役立つはずですよ。